- 座談会 vol.1
- 座談会 vol.2
ダージリン ファーストフラッシュ 2019
通販スタッフ座談会
vol.2 第2便のラインアップが到着!
2019年のダージリン ファーストフラッシュが、続々と入荷しています。
4月下旬縲鰀5月初旬にお届けした第1便のラインアップに続き、5月23日には第2便がついに発売!
届いたばかりの第2便のお茶を、ひと足先にテイスティングした通販スタッフたちによる座談会の様子をレポートします。
座談会メンバー
- ダージリン ファーストフラッシュ愛飲歴10年のベテランスタッフA
- 入社まもない新人スタッフB
- 通販部の中でも随一の日本茶好きで知られるスタッフC
- 今年インドを訪問し、ファーストフラッシュの買い付けを担当したバイヤーY
素朴な疑問。
そもそも「第2便」って何ですか?
― 今回は、ルピシアだより 2019年 6月号でご紹介するダージリン ファーストフラッシュ第2便のラインアップを試飲していただきましたが……。
- スタッフB
- すみません、それに関して素朴な疑問なんですが……。ダージリン ファーストフラッシュって、4月下旬縲鰀5月初旬に発売される第1便(ルピシアだより5月号に掲載)と、5月下旬に発売される第2便(6月号に掲載)に分かれますが、そもそもその理由はなぜでしょうか? 1便と2便とで、味や品質は違うのですか?
- バイヤーY
- よいポイントに注目していただきました! 5月号でご紹介しているのは主にシーズン前半に買付けたお茶なのですが、シーズンの後半においしさのピークを迎える茶園もございます。これらのお茶も余すことなくご紹介したい!という思いもあって、5月号と6月号に渡ってご紹介しているんです。
- スタッフB
- なるほど。茶園ごとに、その年の一番よいタイミングを見極めて買い付けているから、お客様にお届けできる時期が分かれるんですね。
希少な「スペシャルティー」を飲み比べ
― バイヤーのYさん。第2便のラインアップ、注目はどんなところにあるのでしょう?
- バイヤーY
- まずは、スペシャルティーが充実している点ですね。スペシャルティーとは、各茶園が特に品質の高い茶葉を使用して丁寧に仕上げた、生産量が非常に少ないお茶のことを言います。第2便では、タイプの異なる3種のスペシャルティーを買い付けることができました。
― ファーストフラッシュ好きのAさん。3種のスペシャルティーの中では、どれが一番印象的でしたか?
- スタッフA
- アリヤ ダイヤモンド, 2019-EX13ですね。香り立ちが一番華やか。この水色(すいしょく。お茶の浸出液の色のこと)の淡さも、シルバーチップスをふんだんに使ったスペシャルティーならではで、見るからに「高級」という感じです!
- バイヤーY
- このお茶は、専用エリアにて芯芽を中心に丁寧に茶摘みされた繊細な風味のお茶なので、その繊細さを生かすよう、より浅めの発酵度で仕上げられています。だから、他のファーストフラッシュと比べて水色が淡いんですね。
- スタッフC
- 私もアリヤ ダイヤモンド, 2019-EX13がイチ押しですね。普段飲んでいる日本茶も、「やぶきた」のようなどっしり系ではなく、「藤枝 藤かおり」のようなライトで華やかなタイプが好みなので、このお茶の澄んだ上品な味わいが気に入りました。
― 今年入社したばかりのBさんは、いかがですか?
- スタッフB
- 個人的には、ピュッタボン ムーンドロップ, 2019-EX13が好きです。3種の中で、甘みや味わいが一番しっかりと感じられました。甘いだけでなく旨みもあって、楽しみがたくさん詰まっているお茶ですね。でも、私のように初めてスペシャルティーを召し上がるという方にご案内するなら、ロヒーニ スプリングブロッサム, 2019-DJ21の方がおすすめかもしれません。絹のようなまろやかさで、渋みが苦手な方やビギナーの方にも飲みやすいと思います。
- バイヤーY
- 確かに、スペシャルティーに初めて挑戦する方には、ロヒーニ スプリングブロッサム, 2019-DJ21はぴったりですね。味と香りのバランスが良いのでホットティーはもちろん、水出しアイスティーにしても絶品なんですよ。
- スタッフA
- それなら、1煎目はホット、2煎目は水出しアイスティーで楽しむのもいいですね。1回の茶葉で2度おいしくいただけて、余すところなくおいしさを引き出せそうです!
王道のシーヨク、コスパ抜群のロングビュー、個性派のサマビオン
― 今年はシーズン初めの第1便のラインアップから、全体的に果実香タイプのお茶が充実していた年でしたよね。
- スタッフA
- そうですね。第2便のラインアップでも果実香の良質なお茶が揃っていますが、私のイチ押しはシーヨク, 2019-DJ10。個人的に好きな茶園で毎年買っているのですが、今年も素晴らしいです。これぞファーストフラッシュという味わいで、期待を裏切りません!
- バイヤーY
- シーヨクは、伝統的な中国種の茶樹による王道の風味の紅茶作りで定評のある茶園です。今年のシーヨク, 2019-DJ10は、口に含んだ瞬間にみずみずしい香りが立って、後からフルーティーな甘さが追いかけてくるようなイメージ。私も思い入れのあるお茶です。
― ダージリン ファーストフラッシュを初めて召し上がる方にご案内するなら、どのお茶をおすすめしますか?
- スタッフB
- ロングビュー, 2019-DJ19がおすすめです。何と言っても、この価格でこのおいしさというコストパフォーマンスの高さに驚きます。飲み応えのある味わいなんですが、風味のバランスが良いので、ビギナーの方でも失敗なくいれやすいお茶だと思います。
- スタッフC
- あと、ロングビュー, 2019-DJ19はどっしりとしたフルーティーな甘さが魅力的。ダージリン セカンドフラッシュなど、飲みごたえのある紅茶がお好きな方にも好まれそうですね。
― 他では味わえないような、変わり種のファーストフラッシュを求める方におすすめのお茶はありますか?
- スタッフA
- サマビオン, 2019-DJ7は、フルーティーな香りの中に烏龍茶にも似た余韻もあって、なんだかオリエンタルな雰囲気。いい意味でダージリン ファーストフラッシュっぽくなくて、ツウ好みという感じがしました。
- バイヤーY
- まさにその通りで、実はこのお茶はバイヤーチームの中でも個性派枠として買い付けたんです(笑)。サマビオン茶園は今年全体的に香ばしく甘いお茶を多く作っていましたが、このロットは茶葉自体が持つフルーティーな香りに、香ばしさがよくなじんでいたので買い付けました。
- スタッフC
- 王道の味わいから個性派枠まで(笑)。本当に色々揃っていますね。価格帯も幅広く選べるので、これまでファーストフラッシュを召し上がったことがない方にも、ぜひ今年はお試しいただきたいですね。